2014-10-25

瞑想の危険性

「瞑想の危険性」

瞑想の危険性について、まとめた物を作っていなかったので、
今回作成することにした。

瞑想というのは危険性が無いものではない。
瞑想の危険性について知識がないと、むしろ瞑想は危険なものである。
これは例えばスポーツが危険なものである。と、言うことと非常に似ている。
ん?と思うかもしれないが、
運動についての正しい知識がないと、スポーツは危険である。
という言い方をすれば納得頂けるだろう。

つまり今回のテーマは、
瞑想とは、こんな危険なものだ、と脅かすことを目的としているのではない。
スポーツする上で、これこれの注意点を守りましょう、ということと同じ趣旨で、
瞑想にはこれこれこのような危険があるから、
その危険性の内容や、対策を示しますよ。というものである。
しかし、それを知っているから瞑想は100%安全とは保証できない。
スポーツの正しい知識を持っていれば大ケガをすることはない、
とは断言できないことと同じことである。
ただ知っているかどうかで、危険と相対する確率は大幅に変わってくるだろう。
あとは瞑想を行うか、行わないかは読者の意向にお任せする。

まず、瞑想の危険性の細かい説明の前に、
基本原則として以下の3つを挙げる。
これだけは押さえておくべき要点である。

---------------★基本注意点★-------------------
①何か変だな?と思ったらすぐ止めて冷静に様子をみる

②体や精神に無理をかけた状態で瞑想したり、無茶なやり方をしない

③強い集中を避け、リラックスすることを重視する
------------------------------------------------

①は基本で、新たなことに挑戦する時は、
 瞑想に限らず守ってほしいことである。
 早め早めの判断が危険を避けることに繋がる。

②の無茶なやり方とは、例えば、睡眠時間を削って瞑想するとかだ。
 他に体や精神に負荷の掛かることは全て無茶にあたる。
 これを破った場合、最悪命に関わる。

③の内容は瞑想の基本方針である。
 指導者と行法によっては、これを守らないこともできる。
 しかし、独習者の場合は破ることをオススメしない。
 基本瞑想はリラックスを主体とし、何らかの対象に意識をかける際も、
 意識はリラックスしている方が良いことを覚えて頂きたい。

さて、まずはこの3つを覚えて頂くとして、
以下からは瞑想の危険性のパターンを列挙していく。


★瞑想の危険性のパターン

①偏差:

「偏差」というのは気功や瞑想によって起こる可能性のある良くない作用のことで、
以下のような症状が代表的にあるようだ。
めまい、頭痛、頭が重い。胸苦しさ、胸痛、両脇痛。腹部膨満、腹筋のだるさ。
動悸。腰、背中が凝っていて痛む。体の冷え。丹田の過熱、身体の過熱、口が渇く。
身体が揺れ動く。疲労感。暫時失眠。

この偏差というのはわりと起こりやすく、下手な瞑想等をすると発生する。
瞑想の場合、原因としては瞑想の方法を間違えているとか、
体が瞑想を行う状態に適していない場合などが考えられる。
対策として瞑想を行う時は、先にあげた通り、リラックスを主体とする。
強いイメージ法、強い呼吸を用いた瞑想は控えること。
また、普段瞑想する前は体操等で体の調整を行ったほうが良い。
練気功やチベット体操、ヨガなどは瞑想に適した体操でオススメだ。
他よく起こりやすい、頭に気が溜まるなどの異常は、
肉体的異常の場合、肩と首、目の周りのマッサージをよく行う。
意識のかける場所は湧泉など最下方に向けるのが一般的な対策だ。


②禅病:

禅病とは、これも禅や瞑想を行うことで起こる可能性のある状態のことだ。
以下のような症状が代表的である。
頭痛、喘息のように咳き込む、胸痛、心痛、額に冷や汗をかく、
冷えのぼせ、神経過敏、幻覚など。

原因は、禅や瞑想のやり過ぎや、間違った方法による可能性が高い。
対策としては、リラックスを主体とした禅、瞑想を行うことと、
禅、瞑想に習熟しない内はあまり長々時間を取らないことだ。
具体的に最初の内は1日1時間以上の禅、瞑想は控えた方がいいだろう。
この辺は自分の習熟具合や体質、体調に合わせて変えていくことは出来る。
既に禅病になっているかもしれないと言う人は、
白隠禅師で有名な禅病の対策、
「内観の法」や「軟酥の法」を実践することをオススメする。


③魔境:

魔境とは、禅や瞑想を行うことで起きる可能性のある幻覚、幻聴作用のことだ。
これについて詳しい内容は、当サイトからリンクさせて頂いている
「教祖様にツッコミを~」のページに興味深い考察がある。以下URL。
http://tukkomi.takara-bune.net/kosatsu/makyo01.html

対策としては、まず、禅や瞑想をやり過ぎないことを考える。
特に禅や、瞑想に慣れない内は禅病と同じく長々時間を取らないことだ。
また、この魔境の対策には体調を整えることが非常に大切で、
特に睡眠時間と食事は適量を摂取していることが大前提である。
上記のサイトの記事でも魔境を意図的に起こすには、
異常な環境や体の状態を誘発するような行為をしている。
つまりその反対の、人間として適切な環境や体調を維持することが大切だ。
既に魔境の可能性がある人は、今の瞑想の環境や方法を再検討した方がよい。


④発狂:

瞑想を行っていくと、本来自分が持っていた感情や思考を開放していく。
そのため、強い負の要素を抱えている人は、
その要素と向き合っていくことになる可能性がある。
瞑想は心や頭の底に押し込めていた物を、引っ張り出して処理を始めるからだ。
そのため、それらと向き合うことで発狂に至る場合がある。

そのため過去に大きなトラウマを抱える人や、
強い感情を押し込めている、又は過去に押し込めていた人、
心の裏表が強い人、あるいは心に強い葛藤がある人、
他精神的に負荷が強い人などは、
精神統一を行う瞑想の前段階にそれらを解消する治療を行う必要がある。
これらの治療する場合、専門的な医療機関を利用した方が良いだろう。
強い負の要素を抱えたまま、こういった対策を怠り、
下手に瞑想を始めることは、危険が高いことであると認識して頂きたい。

またこういったことを抱える人は、
普通の瞑想の前に、「慈悲の瞑想」などで心を調整する方法も有効だと思う。


⑤クンダリニー症候群:

まず、クンダリニーとは体内の生命エネルギーの上昇をさす。
また、クンダリニーには、小クンダリニーと大クンダリニー、とがある。
一般的に混同されることも多いが、一応の区別があると認識するべきだ。
小クンダリニーは、
ある程度の修練や、場合によっては気功的施術でも起こりえる。
対して大クンダリニーは、
通常、長期間(最低でも数年単位)の瞑想を続けることによって起こる。
クンダリニー症候群で指すクンダリニー上昇は、
この二つの内どちらかのクンダリニーを指すものだろう。

小クンダリニーのクンダリニー症候群については、
偏差・禅病の症状と似ている様に思われる。
こちらの対策は偏差・禅病と同じと思えるので割愛する。
対して、大クンダリニーはかなり危ういもので、
非常に危険な代物であると理解して頂いたほうが良い。
これについては、ゴーピ・クリシュナ氏の「クンダリニー」などが良い資料である。
生と死、天国と地獄、正気と狂気を行き来する生き方になると表現がある。
とにかく、下手すると普通の生き方に戻ることのできない程の出来事なのだ。
しかし、瞑想にそれほど熟達してない人はあまり関係がない話だろう。
あくまで、相当の修練を積んだ人に起こりえる事象だからだ。
ただ、瞑想を長期的に行うことを考えている人は、上記の本を一読した方が良い。

このクンダリニー症候群の一つのキーポイントはピンガラとイダという気の経路だ。
ピンガラは背中のやや右側で陽の熱い気の通り道のことで、
イダは背中のやや左側で陰の冷たい気の通り道を示す。
危険が大きいのはピンガラの陽の経路だ。
ここが強化されすぎると熱気で頭がおかしくなるとか所々の弊害が出やすい。
そうなったら左側のイダのルートを調整すると良いというのがポイント。
(2015年3月28日追記)

⑥霊的な悪影響:

瞑想を行っていく上で非物質的な感受性に強くなることで現れる可能性がある。
環境や体質にも左右される所があり、一概に対策はこれと言えないが、
一時的な直接法としては高藤氏の考案によるオカルトを防ぐ方法などが使えると思う。
(これについて知りたい方はこちらの本を読んで頂きたい)
これが効かない場合、その状況によって何らかの対策を立てる必要がある。
基本的に、生活の中に幽霊とか不気味なオカルト的な要素は極力排除する。
例えば、いわくつきの品物とか、何か不気味な事柄は遠ざけるべきだろう。
もちろんオカルトスポットに肝試しなどもっての他である。
瞑想を行う人間は、一般人よりも感性や感覚が鋭敏になっており、
危険度もはるかに増すからだ。

また効力が高く、かつ手軽な方法として線香を炊くことが挙げられる。これがオススメ。
線香は場を浄化する力があるようで、オカルト的根拠はよく分からないが、
とにかく霊的な影響を実際かなり削減することができる。(2015年1月14日追記)


★まとめ

さて、今回書いたことは主な概要だけで、
実際に瞑想で起こる悪い症状は個人の状態や環境によって変わる部分もある。
この記事を見て、瞑想なんて危ないことばかりじゃないかとても無理だ。
と、思う方は信頼できる指導者に指導を受けたほうがいいだろう。
独習者の場合、こういった可能性もあるのかということを理解して頂いて、
何か変だな?と思ったら、
もしかしたら、ここで見た~~ではないか?
と、考えて頂いて、対策を調べる参考材料として頂ければ幸いである。

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2014-10-19

10、100、1000

「10、100、1000」

真に霊性を高めようとするなら、バカにされているぐらいで丁度よいでしょう。
だから精神世界の言葉には10人に1人が興味を示し、
100人に1人が理解し、1000人に1人がそれを役立てる。
比率を示せばそんなもので十分なのです。

10人に1人しか興味を示さないというのは、
10人中9人は、今ある生活が自分の全てで、
それに関係するもの以外は興味を示さないからです。

100人に1人しか理解を示さないというのは、
100人中99人は精神世界の言葉はどこか馬鹿馬鹿しいと考えるからです。
価値があるとは思わないから理解を示さないでしょう。

1000人に1人しか役立てないというのは、
実行が難しいということではありません。

1000人中999人は常識から外れることに不安があるからです。
世の中の常識から外れれば、どうなるかも分かりません。
実際自分の行うことの保証は、どこにもありません。
そういう意味で精神世界を役立てることは難しいのです。

というわけであって、少なくとも世の中のほとんどの人に、
本当の理解をされないのが、精神世界だと言えます。
だから無関心やバカにされるぐらいが正常で、
逆に皆が注目したらむしろおかしいと疑ってしまうでしょう。

そういうわけで精神世界を自分の生きるテーマの一つとするなら、
少数派として、細々と、
しかし、一歩一歩確実に歩んでいくのが正しい姿だと私は考えます。

--関連記事--
「何かを修める時に必要となるもの」
「笑われる」

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2014-10-11

オススメ本②

「オススメ本②」

今回は前回のオススメ本①に続くパート2です。
今回は高藤本以外を紹介致します。

★オススメ本①「ブッダの瞑想法 - ヴィパッサナー瞑想の理論と実践」

地橋秀雄という方の作品です。この本は題字の通り、
ヴィパッサナー瞑想の実践法とそれを取り巻く理論によって構成されます。
このヴィパッサナー瞑想とはどういものかというと、
今、この瞬間に意識を集中することを意識した瞑想です。

以前、私はこの瞑想を軽視していたのですが、
最近になって、このヴィパッサナー瞑想の利点が良く分かってきました。
現在はチャクラ・チューニングとヴィッパサナー瞑想の、
二つの良い所を取り出した瞑想法などを考えています。

まぁ、それはさておき、
ヴィッパサナー瞑想は、これ一冊で概要がかなり理解できます。
瞑想を行う人であれば買って損はしない一冊です。

★オススメ本②「5つのチベット体操 - 若さの泉・決定版」

ピーターケルダー氏のチベット体操の本です。
この本はチベット体操の記事で紹介していますが、
非常に有益な情報が載っている本だと私は思います。
こちらはどちらかというと神秘行よりも健康法に近いですね。

何が肝かというと、やはりチベット体操自体の効果と言えます。
この体操は体調を調整するのに非常に優れています。
(ただ個人差もあるので万人に必ず有効であるとは断言できないですが)
それ以外にもラマ僧の食事を元にした、
正しい食事の取り方なども中々参考になります。
現代の食事療法と全く意見が違う所もあり、面白いです。

★オススメ本?「仙学研究舎」

これは書籍ではなく、書籍をネット上で見られるようにしたものです。
無料で見ることが可能です。URLはこちら

このサイトはオススメ本①で書いた高藤氏の本を見る方にオススメです。
このサイトは仙道について主に詳しく書いていますが、
仙道について何もわからない人は、多分意味が分かりません。
ただ仙学研究舎の築基参証などは高藤氏の書籍の元になっていたと思います。
そして意外と高藤の発想と築基参証の発想は違う所があります。

高藤氏の本は合理性を追求しており、主張がはっきりしているので、
つい盲目的に受け入れたくなるため、
同じ仙道について書かれた情報で比較できるものがあった方が良いです。
とかく仙道っていうのはマニアックであり、
日本語で書かれた情報自体が非常に少ないのです。
それを思えば高藤本と比較できる有用な資料となるでしょう。
高藤本って何?と言う人は読んでも多分あまり意味がないでしょう。


今回はこの三つをオススメしたいと思います。
何らかの参考になれば幸いです。

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2014-10-04

チベット体操テクニックメモ

「チベット体操テクニックメモ」

今回はチベット体操のテクニックの個人的まとめメモです。
ここではチベット体操を既にやったことある人を対象としています。
やったことない人はチベット体操の本を買うか、
あるいは他サイトでチベット体操を学習して下さい。

☆【数え方】
  私はチベット体操中に考え事をしてしまうことがあって、
  たまに数が頭の中で飛んでしまってわからなくなることがあった。
  そんな時に数え間違いしづらい方法を思いついた。
  チベット体操は第2~第5儀式は一呼吸で一回のセットなので、
  数える回数を2倍にして一動作ごとに数えると数え間違いが減る。
  例:21回→42回とし、吸う動作吐く動作ごとに数える。
  もっとも儀式だけに集中出来る人はあんまり必要ないかも・・・

☆【各儀式について】
  第1儀式は床の上で行う方がやりやすい。
  第2、第3、第4儀式は床で直に行うと痛いので、マット等の上、
  第5は逆に足が滑るとやりづらいので、
  滑りにくいマットか床の上が良いと思う。

☆【第一儀式】
  第1儀式は手の平を立てるとスペースがやや狭くても行える。
  第1儀式は回転が主たる目的なので、問題は無いと思う。
  回転が終わったらすぐ動いたり次の儀式に移行せず、
  最低30秒くらいはじっとしている方が体の負担が少ない。

☆【第2儀式】
  第2儀式はできる限り深い呼吸で一定のリズムで行う。
  膝は真っ直ぐ、足は90度まで上げる、足と足首も90度を意識する。
  首と肩を【無駄に上に】持ち上げてはいけない、
  肩は床から離れないよう意識する。
  顔はあくまで顎を胸に近づけるイメージ。
  手の平は指を揃えて伸ばすこと。
  脇もダラっとせず、軽く締めておくと良いと思う。

☆【第3儀式】
  第3儀式も深くリズミカルな呼吸で行う。
  足の指の裏側と膝だけ接地している状態が正しい。
  足の指の裏側を起点として足と地面が直角に近い状態を作る。
  上体を反らす動作の際、体の上半身が反るのは当然だが、
  膝や下半身まで反らしてはならない。
  あくまで下半身は真っ直ぐな状態でないといけない。
  また、この儀式中、目を閉じて行うと内部に意識がかかる効果がある。

☆【第4儀式】
  第4儀式の注意点は体を上半身を上に持ち上げる際、
  体と地面が並行にならなくてはならない。
  手足を支柱としたテーブルのイメージだ。
  また持ち上げて息を吸い込み終わったら息を止める。
  具体的には3秒位止めて吐く動作に移る。
  息を止めている際、体の全ての筋肉を意図的に緊張させる。
  呼吸も吸う→止める→吐く→吸うが一定のリズムを保つようにする。

☆【第5儀式】
  第5儀式の注意点は動作に入ったら、
  終始手足が真っ直ぐでないといけないこと。
  また手足の接地している部分は基本的に動かさないこと。
  そのためズレやすいマット等の上だとやりづらい。
  上半身を反らす動作の際は出来る限り頭を後ろに反らす、   
  また足は足の指の裏側がしっかり接地して足と地面が直角になっていること。
  体を逆V字に曲げる際はかかとが地面と接地していると良い。
  できない人はアキレス腱辺りを伸ばすイメージで1~2秒状態をキープする。

--関連記事--
「チベット体操」

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