2016-02-28

地球の命と人間の命

「地球の命と人間の命」

ある存在の命の尊さというのを考える時、
その命の価値について、他の命と比較して考えたことは、
誰でも一回ぐらいはあるのではないでしょうか?

命は測りがたいものであるので、
その価値を正確に出す、ということは土台無理があるといえます。
しかし、一つの生命が消えるということの意味は、
その命が死ぬ時、他の存在にどれぐらいの影響があるか?
それによって、その命の大きさがある程度分かると私は思います。

その中で、私が興味を引かれるのは、
人間の命と地球の命を比較した時の違いです。

現在私達は地球なくして、どうやっても生きられません。
私達にとって地球が無くなることは、人が死ぬことより致命的です。
このことから、地球>一人の人間 であることは、
何となく当たっていると思います。

ただ、注意して欲しいのは、価値というのは主観的なものですから、
地球が無くなったとしても、ある人と一緒に死んだほうがいい、
そのくらいの特別の思い入れがあれば、話はまた変わります。
今回の一人の人間というのは、自分と無関係の人間ということにします。

地球>一人の人間 とすると、
地球にとって人間という存在は、それほど大きな価値を持たないかもしれません。
では、地球にとって私達は別にいてもなくてもいい存在なのか?
私はそうは考えてはいません。

逆に比較対象を私達よりも小さい命で考えてみます。
私達は体の中に様々な命を持っています。
それは菌だったり、細胞だったり、赤血球だったりします。
これらは生きているものですから、私達よりも小さい命と言えます。

私達はたった一つの菌や細胞が死んだ所で、まず困りません。
あなたは体の中の細胞が一つ死んだからといって、
大慌てすることはないと思います。
この点について、地球は人間が一人死んだからといって、
大慌てにならないことと同じです。

しかし、突如体の中の赤血球が全部死にかけたらどうでしょうか?
おそらく、人間も生きることができないので大慌てになるでしょう。
ということは、これは地球にも同じことが言えると思います。
突如として地球に存在する人間が、一人もいなくなったとしたら…?

生命というのは、相互に影響を与えるものです。
人間の環境破壊で良く言われることですが、
生態系を少しでも崩してしまうと、
関連する様々な所まで大きな影響を与えることになります。

それと同じように、地球にいる人間全てが死んでしまったら、
その環境への影響は計り知れない、と私は思います。
私達も地球の生態系の一要素であることは間違いありません。
私達全てが死んでしまえば、地球にも困る所が必ずあると思います。

つまり、地球が現状を存続できないほど人間がいなくなれば、
それは地球も慌ててしまうと思います。
私達は自分を比較するのが、あまり得意ではありませんから、
こういった視点は抜け落ちやすい所ではあります。

人間の体の中の赤血球が全て無くなると、人間が死んでしまう。
というのであれば、人間の命=全ての赤血球の命 の価値基準は、
命の重さとして見た場合、あまり大きく外れていないと思います。
これと同じように、地球の命=全ての人間の命 の価値基準も
そう大きく外れているとは思わないです。

どうでしょうか?
命の重さについては正確に分からないものですが、
比較対象を色々変えてみると、
また変わった視点が浮かんでくるかもしれません。

今回の記事が皆様の何らかの参考になれば幸いです。

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