2017-08-18

陰気の採取と任脈強化

「陰気の採取と任脈強化」

最低限の小周天で陽気回せるようになった後、
できるかぎり早く習得した方が良い技術がある。
それは大地の陰気の取り込みと任脈の強化法である。

基本的に小周天の最初は陽気だけで体を満たす訳だが、
これのみを長期間続けていると弊害が発生しやすい。
というのも体が陽性に傾きすぎて、
偏差やクンダリニー症候群になりやすくなるからだ。

例えば、陽気が頭に昇って熱を持った場合、
最も効率的な解消法は任脈を強化して陽気を降ろし、
陰気を頭部に送り冷却することである。

陰気の採取は某仙道書にほとんど記載がない。
この一事からして僕は某仙道書をまともに信用していない。
僕は、このブログの読者が仙道書として真面目に参考にするなら、
謝明徳シリーズと、特にその中の「タオ人間医学」をオススメする。

さて、天は陽気、地は陰気とされる。
実際に大地の陰気を取り込むにはグラウンディングを用いる。
グラウンディングは陽気を放出する効果もあるが、
大地の陰気を取り込むことが可能になる。
つまり体が陽性に傾いておかしくなったら、まずこれをやる

また、他に重要なテクニックとして任脈の強化がある。
任脈の一部には頭部に陰気を流し、
頭部の陽気を降ろす重要箇所が存在する。
それが舌である。舌をうまく調整することで、
頭部への気の流れをコントロールできる。

基本の調整は至ってシンプルである。
舌の先端を硬口蓋に当てて置く。
良く言われる舌の正しい配置である。
※口蓋とは口の中の上壁の部分、前方部を硬口蓋という

また、もう一つ重要なテクニックがある。
頭部に陰気を送り、陽気を早く降ろしたいと思うならば、
舌の先端を硬口蓋に強く押し当てて、緩める。
これを繰り返すことである。

これはグラウンディング中にも行えるし、
頭部のみの異常の場合は単独のテクニックとしても使える。

あんまり、やり過ぎると陰気が頭部に流れ込み過ぎて、
陽気と同じで今度は頭痛がする場合があるので、
頃合いを見て程々で止めておく。
頭部の熱気がなくなれば、それ以上継続する必要は無い。

また、会陰もある程度開発しておいた方が良いだろう。
ここも任脈、陰気と重要な関わりを持つので、
意識をかけるべき場所と適正な強さぐらいは把握するべきで、
気の詰まりが出ないようにしておく必要がある。

陽気と陰気のバランスさえ押さえておけば、
瞑想上の多くの危険から大きく身を離すことができる。
特に陽気の取り扱いについては大々的に宣伝されるが、
陰気とのバランスとなると情報源はかなり少なくなる。

グラウンディングも難しいテクニックではなく、
実習すればほとんどの人が実行可能であろう。
注意点として、大地の気の獲得におけるグラウンディングは、
足をしっかり床につけた方が絶対に良い。

従って、瞑想時にも行えるようにするなら座法は不可。
この場合、椅子の方が優れている。
陽気が少ない時は座法、陽気が多くて困る時は椅子。
このような使い分けも当然合理的ではないかと私は思う。

どちらにせよ、足の気のルートは早めに開通させ、
有事に備えてグラウンディングで陰気を取り込むことは、
小周天実習者であれば早い段階で出来るようにするべきだろう。

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